購入とレンタルの違い

家庭用の炭酸泉装置を導入する場合、「購入」と「レンタル」の2種類あります。炭酸泉の装置は、安い機種で20万円前後、高いと50万円以上します。決して安い買い物ではないため、「購入とレンタルのどちらにしよう?」と迷っている方も多いはず。

購入だと「まとまったお金が必要だし、保証が切れた後のメンテナンスサポートが心配」という不安があります。かといってレンタル方式だと「契約している限りサポートは続くけど、毎月のレンタル費用がかさむ」といった問題があります。

どちらの方式が合っているかどうかは、利用するお客さまのライフスタイルによって変わるため、一概には言えません。しかし表面的なデメリットだけを捉えて選ぶ方法は、失敗を招く危険があります。

それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、トータルコストを把握したうえで選ぶことが重要です。その基準についてお伝えします。

購入のメリット

装置を購入するメリットは次の2つです。

メリット

  • ランニングコストを抑えられる(ガスボンベの充填、使用済みボンベの回収は別途必要)
  • 解約金がかからない

ランニングコストを抑えられる

装置を購入する一番のメリットは、ランニングコストを抑えられる点です。レンタル方式の場合、毎月の支払い料金の中に「装置本体代」も含まれています。そのため、契約期間が長くなるほど、装置本体に対しての支払い金額が多くなります。

しかし装置を購入してしまえば、毎月の支払いはガスボンベの充填と回収だけです。装置を長く使い続けるなら、レンタルではなく購入する方がランニングコストを抑えられます。「使ってはいないけど、レンタル料金を払い続けている」といったことは、購入では発生しません。

利用スタイルに合わせて使い方を変えられるのは大きなメリットですが、装置自体は定期的なメンテナンスが必要になります。ランニングコストを計算するときは、「メンテンナンス費」も忘れずに入れるようにしましょう。

解約金がかからない

解約金がないことも購入の大きなメリットです。レンタルは初期費用が抑えられる代わりに、ほとんどのケースで解約金が発生します。これは短期で解約されても、レンタル会社が利益を回収できるようにするためです。

利用をやめても解約金が発生しないのは、メリットのように感じるかもしれません。しかし高額な装置本体の料金を先に支払っているので、途中で利用をやめてしまうと、装置本体の金額分、損してしまいます。装置は、初期不良でもない限り返品ができないので、返金してもらえません。

装置を購入する場合は、長期的に使い続けることが前提となります。

購入のデメリット

装置を購入するデメリットは次の2つです。

デメリット

  • 購入の際にまとまったお金が必要(会社によっては分割可能)
  • 保証期間に制限がある(1年〜3年程度)

購入の際にまとまったお金が必要

購入のデメリットはなんと言っても、装置の購入にまとまったお金が必要な点です。機種によっては、設置工事が必要なケースもあり、その場合は費用が発生します。そのため気軽に試すことはできません。

会社によっては分割支払いに対応している場合もあるので、一括支払いが難しいなら、一度問い合わせるとよいでしょう。ただし分割払いは手数料が発生するので、一括支払いより支払い金額が増える点は注意が必要です。

保証期間に制限がある

購入のもう一つのデメリットは、装置の保証期間が決まっていることです。通常、保証期間は購入から1年としている会社が多く、それ以降の保証は基本的に有償になります。保証期間を延長するためのオプションが用意されている場合もありますが、追加料金が必要になるでしょう。

そのため、修理を依頼したら保証期間が過ぎており、有償保証になり「予想以上に費用がかかった」というケースも少なくありません。また保証期間内であっても、消耗品などは保証の対象外となる可能性があるので注意が必要です。

炭酸泉の装置は安い買い物ではありません。購入する場合は、保証期間と保証範囲は必ず確認しておきましょう。

購入で気を付けるポイント

装置を購入する際は次の3つに注意しましょう。

  • 保証期間
  • 保証範囲
  • 耐久年数

「保証期間」と「保証範囲」が大切なのは言うまでもありませんが、意外に見落としがちなのが「耐久年数」です。耐久年数とは、通常の利用方法で「この期間は問題なく使えるだろう」とメーカーが決めている年数のことを指します。耐久年数を確認することで、装置本体が「どれくらいの期間使い続けられるのか」がわかるのです。

耐久年数がわかれば、装置の修理やメンテナンス、買い替えの頻度をある程度予測できます。「修理してでも、今の装置を使い続けるべきか」それとも「新しい装置に買い替えるべきか」といった判断もできるでしょう。

ただし耐久年数はあくまでも目安なので、実際に使い続けられる期間とは異なります。メーカーの耐久年数は、装置にとって理想的な環境で測定している場合が多いので、実際の耐久年数と乖離があるケースも少なくありません。耐久年数は参考程度に捉えておき、実際はそれよりも短くなると考えておくとよいでしょう。

またメーカーによっては「メンテナンス不要」を謳い、長期間メンテナンスをせずとも使い続けられると誤認しかねない宣伝をしている場合もあるため、こちらも注意が必要です。

本当にメンテナンスが不要な炭酸泉装置などありません。パッキンなどの消耗品は、装置を使わなかったとしても空気に触れるだけで劣化しますし、そもそも装置の利用頻度や使い方、設置場所の環境によっても装置の寿命は変わってきます。

長期間使うなら、定期的なメンテナンスは避けられません。「メンテナンス不要」という宣伝に惑わされずに、購入後のメンテナンス体制が整っているメーカーの装置を選びましょう。

レンタルのメリット

装置をレンタルするメリットは次の2つです。

メリット

  • 初期費用を抑えられる
  • レンタル中はサポートが受けられる

初期費用を抑えられる

レンタル方式のメリットは、なんと言っても初期費用が抑えられる点です。炭酸泉の装置は、安価な機種でも20万円程度はします。誰でも気軽に購入できるとは言えません。

一方レンタルであれば、身体に合わなかったり、引越しなどで使えなくなったりしても、すぐに解約できます。もちろん解約金は発生しますが、装置を購入するより費用を抑えられます。

最初から長く使い続けるのなら、装置を購入しても問題ないでしょう。しかし使い続けることが決まっていないのであれば、レンタルを選ぶ方が無難と言えます。

レンタル中はサポートが受けられる

レンタル中はサポートが受けられる点もメリットの一つと言えるでしょう。装置を購入した場合、サポートは基本的に購入から1年間です。それ以降は、自然故障だとしても有償保証になります。オプションで、保証期間の延長を伸ばしたり、保証範囲を広げられる場合もあります。

水回りの機器は、他の機器と比べてトラブルが多いです。そのため、定期的なメンテナンスが欠かせません。いくら新品でもメンテナンスを怠れば、すぐに故障してしまうでしょう。購入だと、メンテナンスや買い替えのタイミングをすべて「自分で管理」しなければなりません。

一方のレンタルは、契約している限り本体修理などのサポートは続くので、トラブルを気にせず使えます。これがレンタルの大きなメリットです。

購入とレンタルの比較は、持ち家と賃貸をイメージすると理解しやすいでしょう。持ち家だと賃料の支払いはない代わりに、家の修繕はすべて自分が行わなければなりません。賃貸であれば、家賃や修繕費を払う代わりに、修繕の手続きは管理会社が行なってくれます。

レンタルは購入と比較してコストがかかると考えがちです。しかしサポートも考慮すると、レンタルの方がコストを抑えられる場合もあります。今だけでなく、今後のライフスタイルも考えながら、選ぶとよいでしょう。

レンタルのデメリット

レンタルのデメリットは、次の2つです。

デメリット

  • 毎月ランニングコストがかかる
  • 解約期間によっては、解約金が発生する

毎月ランニングコストがかかる

レンタルは初期費用を抑えられる代わりに、毎月のランニングコストが発生します。ガスボンベの充填と配送に加えて、装置本体のレンタル料金も必要です。

初期費用が安いというのは短期的に見ればメリットですが、長期的に見ると「装置のレンタル料金を払い続ける」ことになり、費用が高くなる場合もあります。

どれくらいの期間使い続けるのかをざっくりでもよいので決めておき、その期間に発生するコストを把握しておきましょう。

ただし前述の通り、装置には定期的なメンテナンスが必要なので、それらの費用も含めて、トータルで考えなければなりません。

解約期間によっては、解約金が発生する

レンタルの場合、短期間で解約してしまうと、解約金が多くのケースで発生します。これは、レンタルというビジネスモデル上、仕方がありません。

しかし解約金は発生する期間が設けられており、その期間を越えれば解約金はかかりません。解約金発生の期間で解約するなら注意しなければなりませんが、長期間使う予定であれば、気にする必要はないでしょう。

レンタルで気を付けるポイント

レンタル方式で気を付けるポイントは、次の2つです。

  • 解約金の金額、解約金が発生する期間、解約手続き
  • サポートの範囲

解約金の金額や期間に気を付けるのは言うまでもありませんが、「サポートと保証内容」もしっかりと確認しておきましょう。レンタルの魅力は「契約している期間中はサポートを受け続けられる」点です。しかし肝心のサポートが悪いと、レンタルで得られるメリットが少なくなります。

  • どこまでの範囲を無償で対応してくれるのか
  • 電話やメールなどの有人サポートはあるか

上記2つは、契約前に必ず確認しましょう。

購入とレンタルのどちらを選ぶべきか

ここまで購入とレンタルのメリット・デメリットをそれぞれ解説してきました。それを踏まえて、「購入が向いている方」「レンタルが向いている方」をまとめました。

購入が向いている方

  • 装置の購入代金を用意できる
  • 長期間使うことが決まっている
  • メンテナンスや買い替えのコストを把握している

レンタルが向いている方

  • 炭酸泉装置を初めて導入する
  • 初期コストを抑えたい
  • 継続的なサポートを受けたい

「購入を選ぶべきか」「レンタルを選ぶべきか」については、使う方のライフスタイルによって異なるため、「これを選べば間違いない」と断言できません。しかしある程度の判断材料がなければ、なかなか選べません。

購入かレンタルか迷っている方に、本記事の内容が参考になれば幸いです。

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